『イップス』が、フジテレビ系で2024年4月12日(金)の21時より放送開始されます。
主演は篠原涼子さんとバカリズムさんが務め、イップスに陥ったミステリー作家とエリート刑事がバディを組んで事件を解決していくミステリーコメディーです。
また、『イップス』では、放送開始前から第一話の犯人役が公開されています。
この記事では、公開されている犯人役は誰なのか?そして、『イップス』は倒叙式の構成であることが発表されていますが、倒叙式とはどういうものなのかについても解説します。
【イップス】第1話の犯人役は誰?
フジテレビ系で2024年4月12日(金)の21時より放送開始の『イップス』第一話の犯人役はトリンドル玲奈さんです。
アイドル熱波師として活躍する犯人の電撃ウィッチ麻尋を演じます。
元アイドルという異色の経歴を持ち、大手温浴施設のサウナプロデュースも手掛けているという役どころで、ロウリュシーンは実際にサウナ施設で、プロの熱波師から指導も受けながら撮影しています。
犯人役には毎回、個性的なゲストが多数出演予定とのことで、どんなゲストが犯人役で登場するのかも、このドラマの楽しみの一つとなりそうです。
『イップス』の見どころは?
4月12日にスタートするドラマ「イップス」の見どころをお伝えします。
• W主演:篠原涼子さんとバカリズムさんがダブル主演を務め、初共演を果たします。
• ミステリーコメディー:「書けなくなった」ミステリー作家と「解けなくなった」エリート刑事が絶不調バディとして事件を解決します。
• 絶妙な会話術:主人公たちの掛け合いが魅力的な会話劇を展開し、視聴者を楽しませます。
• 倒叙式の構成:「古畑任三郎」を彷彿とさせるストーリー展開で、毎話豪華ゲストが犯人役を演じます。
• 完全オリジナルストーリー:予測不可能な展開と、多彩なキャラクターが織りなすドラマを楽しめます。
ここからは、見どころの一つである倒叙式構成のミステリーについて解説します。
【イップス】倒叙式ミステリーとは?
【イップス】では、毎話放送前に犯人役が公表され、犯行シーンから物語がスタートします。
このような構成を倒叙式ミステリーと言います。
倒叙式ミステリーは、物語が終盤の事件や結末から始まり、その後でどのようにしてその結果に至ったかを明らかにしていく形式です。
このスタイルでは、通常のミステリーと異なり、結果が先に提示され、物語はその結果に至る過程を追っていきます。
連続ドラマとして、同じフジテレビ系で放送された人気ドラマ、「古畑任三郎」が、倒叙式ミステリーとして有名です。
項目 | 内容 |
---|---|
ジャンル | 刑事ドラマ |
脚本 | 三谷幸喜 |
主演 | 田村正和 |
放送期間 | 1994年4月13日 - 2006年1月5日 |
放送枠 | フジテレビ系列 |
ストーリー | 田村正和演じる警部補・古畑任三郎が、ゲスト演じる犯人による犯罪のアリバイやトリックを巧みな話術と卓越した推理力で崩していき、完璧と思われていた犯行の真相を解明していく。 |
「古畑任三郎」はFODチャンネル for Prime Videoで視聴可能です(要登録)
おススメの倒叙式ミステリー10選
倒叙式ミステリーは結末が先に明かされ、その過程を追うスタイルです。普通のミステリーと比較して、結果が既知であるため、どのようにその結果に至ったかの解明に焦点を当てます。このアプローチは、読者に対して異なる種類の緊張感と興味を提供し、物語の細部やトリックに対する洞察を深めます。また、物語の構造や展開の予測が難しくなるため、より挑戦的で新鮮な体験を楽しめます。
【イップス】や【古畑任三郎】以外の、おススメの倒叙式ミステリー小説です。
松本清張『遠い接近』
あらすじ: 第二次世界大戦末期と戦後を舞台に、衛生兵として朝鮮半島へ赴いた主人公の物語です。
おすすめポイント: 松本清張ならではのリアリティと、フィクションとは思えない物語の運び方です。
綾辻行人『十角館の殺人』
あらすじ: 孤島に建つ十角形の館で起こる連続殺人事件と、その背後に隠された秘密を描きます。
おすすめポイント: 緻密なトリックと予期せぬ結末が読者を魅了します。コミック化もされています。
古野まほろ『外田警部、カシオペアに乗る』
あらすじ: コメディタッチの倒叙ミステリーで、冴えない風貌の外田警部が事件を解決していきます。
おすすめポイント: 「刑事コロンボ」のオマージュ作品として、倒叙の理論を受け継いだスタンダードな作品です。
アガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』
あらすじ: 雪に閉ざされた列車内で起こる殺人事件を、名探偵エルキュール・ポアロが解決に導きます。
おすすめポイント: 初めに犯人が明かされ、どのようにしてポアロが真実にたどり着いたかが描かれています。
倉知淳『皇帝と拳銃と』
あらすじ: イケメン刑事と死神のような外見の刑事が、事件を解決していく短編集です。
おすすめポイント: 犯人視点で進む物語と、追い込まれるスリルがポイントです。
ジェフリー・ディーヴァー『逆転の証言』
あらすじ: 法廷での証言が事件の真実を暴く鍵となるサスペンスフルな物語です。
おすすめポイント: 法廷ミステリーの醍醐味と倒叙の組み合わせが新鮮な作品です。
F・W・クロフツ『クロイドン発12時30分』
あらすじ: 経営に苦しむ主人公が遺産相続を狙っておじを暗殺する計画を立てます。
おすすめポイント: 古典的な倒叙ミステリーで、アリバイ工作が徐々に明らかになる過程が楽しめます。
大倉崇裕『福家警部補の挨拶』
あらすじ: 刑事コロンボのファンである作者が手掛けた作品で、鋭い観察力を持つ福家警部補が活躍します。
おすすめポイント: 読み切りタイプで、どの作品から読んでも楽しめます。
東野圭吾『容疑者Xの献身』
あらすじ: 天才物理学者の湯川が警察の捜査に協力し、DV夫から逃れる母娘とその隣人の数学教師を中心に物語が展開します。
おすすめポイント: 映画化もされたこの作品は、東野圭吾特有の人物描写の巧みさと、心に残る結末が魅力です。
井上真偽『探偵が早すぎる』
あらすじ: 事件が起こる前に犯人の手口を読み解き、殺人を未然に防ぐ探偵の物語です。
おすすめポイント: 犯行計画を立てた犯人を探偵がいかにして追い詰めるかの斬新さと爽快感です。
すでに新品での入手が難しいものもありますか、フリマなどで購入して、読んでみるのも良いでしょう。
まとめ
フジテレビ系で2024年4月12日(金)の21時より放送開始の『イップス』第一話の犯人役はトリンドル玲奈さんです。
【イップス】では、毎話放送前に犯人役が公表され、犯行シーンから物語がスタートします。
倒叙式ミステリーは結末が先に明かされ、その過程を追うスタイルです。普通のミステリーと比較して、結果が既知であるため、どのようにその結果に至ったかの解明に焦点を当てます。このアプローチは、読者に対して異なる種類の緊張感と興味を提供し、物語の細部やトリックに対する洞察を深めます。また、物語の構造や展開の予測が難しくなるため、より挑戦的で新鮮な読書体験を楽しめます。
名作「古畑任三郎」と同じ、倒叙式ミステリー構成の【イップス】は、どんなゲストが犯人役で登場するのかも含め、注目のドラマですね!