【不適切にもほどがある】は、2024年1月26日からTBS系で毎週金曜よる10時に放送される、阿部サダヲさん主演のコメディドラマです。
【不適切にもほどがある】は令和と昭和の衝突と融合を描く、意識低い系タイムスリップコメディ!脚本は宮藤官九郎さんが担当しており、放送開始前から話題になっています。
この記事では、2024年1月1日に公開された【不適切にもほどがある】の予告編やあらすじの中に盛り込まれている、いくつかの令和と昭和のギャップを表現するセリフやシーンについて考察します。
【不適切にもほどがある】予告編とあらすじの不適切を考察!
【不適切にもほどがある】の情報は、順次公式ページで情報が更新されています。
2024年1月1日には、公式ページ内で予告編が公開されました。
昭和のダメ親父が令和にタイムスリップ、不適切発言で令和をかき回す!
のナレーションから始まる予告編ですが、令和の時代には考えられない昭和の習慣や、昭和に話題になったテレビ番組、商品などがドラマ本編でもどんどん出てきそうな予感がする予告編です。
あらすじの不適切やギャップ
ドラマ【不適切にもほどがある】の公式ページで公開されているあらすじには、すでにいくつかの不適切やギャップが!
ドラマ【不適切にもほどがある】の時代設定は 1986年。
主人公の小川市郎(阿部サダヲ)は、“愛の鞭”と称した厳しい指導をするのが当たり前な昭和の体育教師。野球部の顧問も務め、生徒たちからは「地獄のオガワ」と恐れられていた。
*金曜ドラマ不適切にもほどがある公式ページより引用
おそらく“愛の鞭”という言葉や考え方が不適切。昭和では問題とならなかった厳しい指導も、令和では、不適切です!
その一方、家では男手一つで17歳の一人娘・純子(河合優実)を育て、娘の非行に手を焼く普通の父親でもある。最近は市郎の帰宅時間をやけに気にする純子が男を家に連れ込み“ニャンニャン”するのではないかと心配していた。
*金曜ドラマ不適切にもほどがある公式ページより引用
ニャンニャンとは、1983年に起こった、とある未成年の女性アイドルの不適切なスキャンダル報道がきっかけとなった隠語。令和では使われることはなくなりました。
ある日、市郎は、いつものようにタバコを吸いながらバスで帰宅中、ついウトウトしてしまう・・・。
目を覚ました市郎の目に飛び込んできたのは、パンツが見えそうなスカートを穿き、耳からうどんを垂らした女子高生がバスに乗り込んでくる姿だった。その姿に違和感を覚え指摘する市郎だが、乗客たちは車内でタバコを吸う市郎こそおかしいと口論になってしまう。*金曜ドラマ不適切にもほどがある公式ページより引用
車内でタバコを吸うなんて、もちろん不適切ですが、昭和では、灰皿が設置されているのが当たり前でした。
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予告編の不適切やギャップ
ドラマ【不適切にもほどがある】の予告編にも不適切やギャップが!
坊主にしてこい
昭和の野球部は、坊主が当たり前。しかし令和では坊主頭を強要するのは不適切!
昭和のツッパリ女子高生と令和から昭和に来た中学生
昭和には、気合の入ったツッパリ女子高生がいましたが、令和では流行らないのでしょう!軽いノリの令和の男子中学生の絡みも楽しみです。
パワハラとパッパラ
昭和にはなかったパワハラという言葉を、令和では使わない不適切なパッパラと聞き間違えるシーン。このような会話のやりとりが展開されると思うとワクワクしますね。ちなみにパッパラパーとは、馬鹿・阿呆という意味で使われる「パー」をふざけて言う軽い語感にした言葉です。
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【不適切にもほどがある】チョメチョメって何?
【不適切にもほどがある】の予告編で、主人公の小川市郎(阿部サダヲ)が娘の純子(河合優実)がチョメチョメしちゃう”と焦って走っているシーンがあります。最近は使わなくなった”チョメチョメ”ですが、昭和時代には普通に使われていました。
チョメチョメとは、文章中の「××」や「○○」などの伏せ字を言葉に表したものである。(例:私と××しない?→私とチョメチョメしない?)
1979年から1985年まで放送されたフジテレビのクイズ番組『アイ・アイゲーム』で、司会の山城新伍が問題の伏せ字部分をチョメチョメと読んだのがきっかけとなり、80年代の流行語となった。
その後、下ネタなどの放送禁止用語も発言可能にできることから、卑猥な言葉をごまかす隠語としても用いられるようになった。なお、番組開始以前に1977年に週刊少年サンデーで連載されていた楳図かずおの漫画『まことちゃん』でもチョメチョメという単語が多用されており、そちらが起源ではないかという説もある。
*ピクシブ百科事典より引用
卑猥な言葉をごまかすためには、便利な言葉でありました。
【不適切にもほどがある】トゥナイトってどんな番組?
【不適切にもほどがある】の予告編で、主人公の小川市郎(阿部サダヲ)が”昭和に帰ってトゥナイト観たい”とソファに寝転がっていうシーンがあります。
『トゥナイト』は、1980年(昭和55年)10月6日から1994年(平成6年)3月31日までテレビ朝日系列局で放送された深夜のワイドショーです。
情報番組の要素とバラエティ番組の要素双方を併せ持つ番組でしたが、映画監督の山本晋也による風俗街リポートなど、大人に隠れてこっそりアダルトなシーンを見ることができる番組でした。当時の少年たちは、この番組を楽しみにしていましたが、令和では、不適切と判断され、放送は難しいでしょう。
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まとめ
【不適切にもほどがある】は令和と昭和の衝突と融合を描く、意識低い系タイムスリップコメディ。
公開されているあらすじや予告編動画を見るだけでも、期待が膨らみます。
宮藤官九郎さん脚本のこの作品、ストーリーはもちろん、随所に小ネタが盛り込まれていると思われます。
目を離すことなく楽しみたい作品となりそうです。
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