阿部サダヲさん主演のドラマ『不適切にもほどがある!』が放送中です。
このドラマは、昭和の教師が令和にタイムスリップするというコメディーですが、注目のキャラクターがいます。それは、磯村勇斗さん演じるムッチ先輩です。ムッチ先輩は、昭和のとあるアイドルに心酔するあまり、その身なりや言動を完コピする男です。しかし、そのアイドルとは一体誰なのでしょうか?
ムッチ先輩のファッションやセリフから、その元ネタを探ってみました。この記事を読めば、『不適切にもほどがある!』のムッチ先輩のアイドル愛がより深く理解できるでしょう。
【不適切にもほどがある】ムッチ先輩が憧れるアイドルは?
『不適切にもほどがある!』のムッチ先輩が憧れるアイドルは、マッチこと近藤真彦さんです。
マッチこと近藤真彦さんは、1979年にドラマ「3年B組金八先生」で俳優デビューし、翌1980年には「スニーカーぶる〜す」で歌手デビューを果たしました。
デビュー当時の近藤真彦さんの歌は、ロックやブルースの要素を取り入れたポップスで、若者の心情を表現した歌詞が特徴的でした。彼の代表曲には、「ギンギラギンにさりげなく」や「愚か者」などがあり、特に「愚か者」で1987年に日本レコード大賞を受賞しました。
俳優としての近藤真彦さんは、主に青春映画やアクション映画に出演しました。その代表作には、「ハイティーン・ブギ」や「嵐を呼ぶ男」などがあります。彼は俳優としても高い評価を受け、日本アカデミー賞の新人俳優賞や優秀主演男優賞にノミネートされた経歴を持っています。
お笑い芸人の片岡鶴太郎さんが始めた「マッチでーす」というフレーズは、近藤真彦さんの物真似の際に使われる流行語です。片岡鶴太郎さんは、1980年代にフジテレビの人気番組「オレたちひょうきん族」に出演しており、ひょうきんベストテンの中で近藤真彦さんのモノマネを披露しました。
彼は近藤真彦さんの歌やダンスを真似しながら、「マッチでーす」というフレーズを使い、これが視聴者に受けて一躍流行語となりました。
近藤真彦さん本人は、実際には自分から「マッチでーす」と言ったことはないと否定していましたが、このフレーズは多くの芸人やタレントによって使われる定番のものとなりました。また、近藤真彦さん自身もこの流行を受け入れ、時には自らも「マッチでーす」と言うことがあったとされています。
【不適切にもほどがある】ムッチ先輩の言動を考察!
『不適切にもほどがある!』のムッチ先輩。
『不適切にもほどがある!』の第1話ではマッチの身なりや言動を完コピしようとするシーンがたくさんありました。
- レザージャケット:マッチは、ロックやブルースの要素を取り入れた歌を歌っていました。そのイメージに合わせて、黒や赤のレザージャケットをよく着ていました。
- CBX400F : 映画ハイティーン・ブギでマッチが乗っていたバイクです
- 名前さえ知らないのにお前に恋したのさ:情熱☆熱風 セレナーデの歌い始めの歌詞です
- ムッチでーす:マッチでーす!のムッチ版です
- 海辺に停めて一瞬マジにお前を抱くやつ?(純子たちのセリフ):ハイティーン・ブギの歌い始めの歌詞
- ABAYO ブルージーンお前のKIRARI眩しい胸には:ブルージーンズメモリーのサビ部分
- 男の子が生まれたら喧嘩なら負けない怖いもの知らずに育てるんだ:ハイティーンブギの歌詞の一部
- お前が望むならツッパリもやめる:ハイティーンブギの歌詞の一部
- 未来を俺にくれないか:ハイティーンブギの歌詞の一部
明菜より普通に井森美幸が好きというセリフは、井森美幸さんが近藤真彦さんのファンであることを意識したものかと推測されます。
まとめ
ドラマ『不適切にもほどがある!』の中で、磯村勇斗さん演じるムッチ先輩
ムッチ先輩が憧れるアイドルは、マッチこと近藤真彦さんですが、第1話だけでも、その身なりや言動の完コピ度合いは非常に高く、その会話のほとんどはマッチの歌詞からのコピーであることがわかります。
もちろん服装もマッチの歌のタイトルやイメージを意識しています。
第2話以降も、マッチのどこまで完コピができるのか、期待大です!
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