【不適切にもほどがある】純子が女子大生に憧れる理由は?ミスキャンパスやオールナイトフジって何?

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【不適切にもほどがある】純子が女子大生に憧れる理由は?ミスキャンパスやオールナイトフジって何?

人気ドラマ「不適切にもほどがある」第5話で、純子が進路指導の教師との面談で、お前の偏差値で入れる大学はこの世にないと言われ、裏口でもいいからフェリスに入りたいという不適切な発言がありました。

この記事では、「不適切にもほどがある」第5話で純子が大学に入りたい理由として、進路指導の教師に話していた、大学行かなきゃ、ミスキャンパスにもなれねぇし、オールナイトフジにも出れねぇしという発言について解説します。

【不適切にもほどがある】純子が女子大生に憧れる理由は?

「不適切にもほどがある」の昭和の時代設定となっている、1980年代、女子大生ブームという社会現象がありました。

女子大生ブームとは、テレビや雑誌などのメディアが、現役の女子大生を番組や表紙に起用したり、女子大生のファッションやライフスタイルを取り上げたりしたことによって、女子大生が社会的に注目された現象です。

女子大生ブームは、1980年にミノルタのCMでビキニ姿になった熊本大学の宮崎美子が人気を博したことがきっかけとなりました。

その後、文化放送の『ミスDJリクエストパレード』やフジテレビの『オールナイトフジ』などのラジオやテレビ番組で、女子大生がDJや司会者として活躍しました。

また、青山学院大学の川島なお美や斉藤慶子など、女子大生から芸能界にデビューした者も多く現れました。

女子大生ブームは、女子大生のファッションや文化にも影響を与え、例えば、ボートハウスのトレーナーやクリスタル族のスタイルなどが流行しました。

女子大生ブームは、女子大生の社会進出や自己実現の象徴として、多くの女性に憧れや影響を与えました。

このような時代背景の中で「不適切にもほどがある」の純子も自然と女子大生に憧れたのでしょう。

ボートハウスのトレーナーとは?

ボートハウスのトレーナーの流行とは、1980年代に日本で起こったファッション現象です。

ボートハウスとは、青山学院高等部の向かいにあった、カジュアルウェアのブランドで、エルボーパッチやガゼットなどのデザインが特徴的なトレーナーを販売していました。7坪の店の前に、数百人を超える大行列が出来て、社会現象とまでいわれました。

ボートハウスのトレーナーは、当時の流行に合わせて裏表逆に着たり、袖を折り返したりするなど、着こなしにも工夫がされていました。

ボートハウスのトレーナーは、女子大生ブームやアメリカンカジュアルのブームとも相まって、1980年代の若者のファッションの象徴となりました。

ボートハウスを手がけたのは、ジョイマーク・デザインの“キャプテン”こと、下山好誼さんです。ジョイマーク・デザインは、これまた一時代を築いたキャラクター・ブランド、キャプテンサンタなどを展開しています。

以下のサイトから購入することができます。

クリスタル族とは?

クリスタル族とは、田中康夫の小説『なんとなく、クリスタル』(1980年)に由来する、1980年代に日本で流行した女子大生の一部を指す呼称です。

この小説は、東京の女子大生兼ファッションモデルの由利の生活を描いており、ブランドやレストランなどの固有名詞が多く登場します。

クリスタル族は、この小説の影響を受けて、こぎれいな商品にどっぷり浸かった消費生活を満喫する女子大生を意味します。

クリスタル族は、当時のブランドブームや女子大生ブームとも相まって、1980年代の若者のファッションや文化の象徴となりました。

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『なんとなく、クリスタル』に登場する人物たちの33年後を描い『33年後のなんとなく、クリスタル』も2014年に出版されています。

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【不適切にもほどがある】ミスキャンパスやオールナイトフジって何?

ミスキャンパスとは?

ミスキャンパスとは、日本の大学で、在校生を候補として行われるミス・コンテストの通称・総称です。

昭和の時代には、ミスキャンパスは女性の社会進出や自己実現の象徴として、多くの女子学生に憧れられていました。

また、ミスキャンパスに選ばれた女性は、女性タレントや女子アナウンサーなどの芸能界やメディア界への登竜門ともなっていました。

ミスキャンパスは、現在も多くの大学で開催されており、地域活性化やファッションショーなどのイベントにも関わっています。

「不適切にもほどがある」の純子は、大学に現役で入学し、モデル事務所にスカウトされていましたが、ミスキャンパスにもエントリーしていた可能性がありますね。

オールナイトフジとは?

オールナイトフジは、フジテレビ系で1983年から1991年まで放送されていた深夜のバラエティ番組です。

オールナイトフジの番組に出演していた現役女子大生グループがオールナイターズでした。

オールナイターズの中には、おかわりシスターズやおあずけシスターズなどのユニットを組んでレコードデビューした者や、後にアナウンサーやタレントとして活躍した者もいました。


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昭和の女子大生ブームの象徴とも言えるオールナイターズ。当時の若者は土曜の夜が待ち遠しかったことでしょう。

まとめ

「不適切にもほどがある」第5話で純子が大学に入りたい理由として、進路指導の教師に話していた、大学行かなきゃ、ミスキャンパスにもなれねぇし、オールナイトフジにも出れねぇしという発言について解説しました。

女子大生ブームという社会現象で女子大生が注目される時代、「不適切にもほどがある」の純子も、女子大生に憧れたのでしょう。

キッパリとヤンキーを辞め、現役で大学に合格したことは、ドラマの中とはいえ、昭和のヤンキーの気合いを感じます。

「不適切にもほどがある」第5話で、純子のその後が明らかにされましたが、今後もなんらかの形で、登場してくれることを期待しましょう。

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